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フィンランドで妊娠出産 #6 ベビーグッズを見てみると‥
ロヴァニエミは秋も深まり、氷点下の朝も増えてきました。オーロラもぼちぼち見え始める時期です。日本の秋はいかがでしょうか。

さて今回は、フィンランドでの赤ちゃんまわりのデザインの話を。

b0091802_0255389.jpgベビーグッズというと、それだけで売り場ができるくらいたくさんの商品があって、実際に使うつもりの目で見始めると、その世界を全然知らなかったなと驚かされます。この驚きは妊婦時代にすでに始まっていて、友人から送ってもらったお下がりのマタニティウェアの一つ、ジーパンはウェストが下腹の部分から腹巻状になって、ジッパーがダミーだったりして、一体どうなっているのか、まじまじと調べたものです。

ベビーグッズの中で私が毎日使って、お世話になっているものの一つ、哺乳瓶。買うときは何を基準に選べば良いのかわからないものですが、使ってみると、「この機能があって良かった!」と思えるデザインがあるものです。それは何かというと‥





b0091802_0273486.jpg赤ちゃんを育てていてわかったことは、『母親は片手しか使えないことが多い』ということ。

うちは母乳とミルクの混合ですが、最初に母乳をあげたあと、抱きかかえてげっぷをさせて、一息ついたらさらにパック入りのミルクを温めて与えていました。飲ませてすぐに寝かせると吐いてしまうので、母乳のあと一旦寝かせるわけに行かず、ミルクを用意している間、左手は赤ん坊を抱えたまま。じたばたする赤ん坊を抱えつつ、パックから哺乳瓶にミルクを注ぎ、ふた+乳首をしめて、湯せんであたためて‥‥という作業を右手のみで行います。

その時にとっても便利だったのが、写真の円で囲んだ部分の突起です。片手でふたを閉めるときに、哺乳瓶のボディを握って、親指でこの突起をとっかかりにふたを閉めることができるのです。おぉ!目立たないけどすごく便利!

この哺乳瓶はボディ、ふた+乳首の3パーツのみのとってもシンプルなものですが、このシンプルさが実はとても大事で、毎日洗っては沸騰消毒するのにも、かさばらず重宝。

他にもう一つ、コリック(夕方火がついたように泣くこと)予防できるという発明が売りの哺乳瓶も買ったのですが、こちらはNG。
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(写真右下の底の部分には、さらにシリコンの部品がはまっています)
そもそもうちの子はあまり泣かないのでコリックに悩まされることもなく、その効果がわからない上、ミルクを湯せんで温めていたらジョイント部分からミルクが漏れてくるわ、温まるのに時間がかかるわ(電子レンジで温めるのが前提なのかも。でもレンジは使いたくなかった)、飲ませようと傾けると熱いお湯が出てきて危ないわ、パーツが多くて洗いにくいわ、形はかわいいのになんだか全然便利じゃない。さらにこれを片手で組み立てるなんて問題外でした。

卒乳するまで、何百回と洗っては煮沸消毒する哺乳瓶。デザイナーは何とか新しい機能をもりこみさらに便利にしたいと願うのでしょうが、少ない部品、洗いやすい形、片手で組み立てられる工夫のあるこの哺乳瓶をこえるデザインは、なかなか出てこないのではないでしょうか。

そして、もう一つのベビーグッズ、乳母車。

乳母車って、日本ではあまり使われていない、ですよね?日本でどのくらいの値段なのかと調べたことがあるのですが、日本ではバギーが主流で、使用できる期間が短い上、場所をとる乳母車はあまり売られていないようです。

フィンランドではこの乳母車は必需品。私たちが使い始めたのは、なんと生後2週間から、真冬の二月に、マイナス15度の寒さの中でです!!

フィンランドでは、新生児の間から、赤ちゃんを乳母車に入れて外で数時間寝させる習慣があり、そうするとよく寝るし新鮮な空気を吸えるので身体にも良いといわれています。

日本の育児本には、生後すぐの赤ちゃんを外で眠らせる、なんて書いてありませんから私は反対したのですが、私以外の全員、こちらに住んでいる日本人の先輩ママも外に出すことに賛成で、結局初日は10分だけ、ということでやってみることに。
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ということで、笑えるくらいの重ね着をさせます。目だし帽、ならぬ顔出し帽?をかぶせて、ニットの帽子、ウールのセーターにズボン、手袋に靴下、綿入りの防寒着を着せて、いざ外へ!

私の心配をよそに、数日後、息子はすやすやと数時間外で寝るようになりました。すぐに寝ないときは家の周りを散歩して、揺らしていると寝てくれます。こうして毎日外でのお昼寝が日課に。そして私たちは計画的に数時間の自由時間を得られるようになりました。

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ということで、乳母車はボディの部分を取り替えてチェアタイプにもなる、2歳くらいまで使えるものを買うよう勧められました。私たちが買ったのはさらに車のチャイルドシートも設置できるというタイプのもの。これは車で買い物に行くときに便利な機能で、意外に重宝しています。(写真1=シートタイプ、2=チャイルドシート、3=寝かせるタイプ、乳母車。これらのボディ部分を付け替えて使います)

現在ではシートタイプに、別に買ったベビーバッグ(寝袋?)を取り付けて寒さ対策。今日も外で寝てくれていました。

外での昼寝も、実は寒いからこそできること。7月、20度以上に気温が上がったときはさすがに外で寝させるわけに行かず、散歩に出ても、乳母車の中で暑くてよく泣きましたっけ‥。でもその後はチャイルドシートにのせて散歩に。これが涼しいらしくご機嫌でした。蚊よけのネットをかぶせています。
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しかしながら‥。これらを使えるのも少しの間。今後使わなくなったらどうしたものか。今すでに、寝かせるタイプは息子のサイズに合わなくなってしまい、お蔵入り。私が荷車として使おうかな‥。怪しい?

『フィンランドで妊娠出産』をテーマに書き始めて今回で6回目、このテーマは一旦これで最終回にしようと思います。しばらくは『いっしょにつくろう』で、ラップトップケースの開発に集中しますので、こちらもお楽しみに!
by aikafeltworks | 2011-10-13 01:01 | フィンランドで妊娠出産
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浦田愛香 フェルトワーク from Finland
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